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鹿を解体し、お肉をいただく。

皮をなめし、暮らしの中に必要な道具をつくる。

 

大網周辺の山にはここ数年、これまでほとんどいなかった動物たちが姿を現すようになりました。畑を荒らすイノシシや、山を荒らす鹿。その数は毎年増えている様に感じます。昨年、くらしての北村健一が仲間と共に仕留めた鹿を自分たちで解体し、お肉を食べ、皮をなめして道具をつくりました。この経験から私たち自身が感じたこと、考えたことが様々ありました。そして、その経験を共有する場をつくりたいと思いました。

 

参加するひとりひとりが感じることや考えることを大切にしながら、それぞれの日々のくらしにつながる場をもちたいと思います。

 

 

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【Ⅰ解体から皮なめしの入り口まで】

2015年1月17日(土)-18日(日)1泊2日

 

【Ⅱ皮なめしの仕上げから暮らしの道具づくり

2015年2月21日(土)-22日(日)1泊2日

 

参加費 各回15,000円

(宿泊費、食費3食分、保険料、道具貸し出し料 含む)

 

参加申込み

申し込みフォームよりお申し込みください。

 

集合 1日目の12時20分につちのいえ集合

解散 2日目の14時につちのいえ解散

 

定員 各回10名

 

※本プログラムは、解体から革製品を作ることを一連のものと考えています。

1回目、2回目どちらかだけでも参加可能ですが、両方に参加することをお勧めします。また、各回の1日目だけ、宿泊せずに通いながら参加したいなど、ご希望やご質問のある方はご相談ください

 

持ち物

*1回目
防寒着、長靴(保温性があり、膝下くらいまであるものが適しています)、

防寒手袋、ニット帽、厚手のゴム手袋(解体する時に使います。炊事用の薄手のものよりはホームセンターで売っている厚手のものが好ましい)

※解体は雪の上で行います。寒さ&汚れ対策をお願いします。

暖かい服装の上から古い雨具を着るのがお勧めです。

*2回目
外(雪の上)を出歩くので、防寒着、

長靴(保温性があり、膝下くらいまであるものが適しています)、

防寒手袋、ニット帽など
※革細工に必要な道具はこちらで用意します。

 

【予定しているスケジュール】

*1日目

12:20 集合

12:30 ワークショップ開始 、鹿の解体(Ⅱ皮なめし)

16:30 終了

17:00 姫川温泉へ

           つちのいえで鹿肉調理 

19:00 食事&対話の時間

21:30 終了

 

*2日目

7:00  朝食

8:00  開始       

          なめしの説明  (Ⅱ道具づくりの説明)     

          なめし作業(Ⅱ道具づくり)     

12:00  昼食

13:00  体験のまとめ、(2回目に向けて)

14:00  終了

 

 

関わる人

中村伸治(進行役)

倉島さん(1回目ゲスト−鹿の解体

小竹 将通(2回目ゲスト−皮で暮らす道具をつくる)

北村健一(スタッフ)

前田浩一(スタッフ)

前田聡子(スタッフ)

北村綾香(スタッフ)

 

 

 

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今回のプログラムについて(中村伸治より)

 

鹿解体から皮をなめし、革で物を作るワークショップを開催します。
テーマは『Back to Basic―基本を知る』

昨冬、大網で鹿が獲れました。
くらしての北村さんが獲ったものです。
獲った鹿は解体し肉を食べました。
全てを無駄にしたくないという想いから、

解体の副産物である皮をなめして財布やペンケース、尻皮を作りました。

解体し肉を食べる、皮をなめして物を作るという行為は今でこそ日常生活とかけ離れたものですが、食べるものを、使うものを自分の手で生み出すことが当たり前だった時が確実にあったはず。
当たり前だったことが当たり前でなくなった今だからこそ「基本を知る」ことに

意味があるのではないか。そんな想いでこの場を開催します。

この場では、
・体験から学ぶこと
・自分が感じたこと
・お互いから学ぶこと
を大事にします。

 

自分の中に生れたことを互いに分かち合うことで、より豊かな気づき、

学びがある時間になることを目指します。

ワークショップは1泊2日、計2回で行います。
1泊2日で行うのには、食事を共にし、語り合うことも含めて皆さんと過ごすことが大切な時間になると考えているからです。

第1回は1日目に解体し、鹿肉を調理して料理を食べます。

2日目はなめし作業を行います。第2回は、なめし作業の続きと出来た革を使って“何か”を作ります。できた革を手にとって何が作れるのか、どう活かせるのか、皆さんと考えながら進めていきます。

また、2回のワークショップ以外にもなめし作業は必要です。なめしはある作業を行い、一週間おいて、次の作業をするという形で進み、全ての行程を終えるのに約1カ月かかります。途中の行程はスタッフで進めていきますが、出来るだけ全ての行程をご自身で感じてほしいと思っています。ぜひ大網にお越しいただいて作業を一緒に進めていきましょう。作業予定は随時お知らせします。

 

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鞣しの行程
①皮に残っている肉、皮下組織を削り落とす
②石灰水につける(1週間程度)
③毛を抜く
④なめし剤(ミョウバンと塩)に漬ける(10日間程度)
⑤なめし剤を落とす
⑥板に張り付けて乾燥させる(1週間程度)
⑦揉んで柔らかくする
※第1回で①②を、第2回で⑦を行います。

 

 

 

 

 

 

 

 

皮は作りたいものの大きさにきって、縫い合わせて行きます。

© 2014 くらして

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